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Channel: 大分 – Hibilog | 青木優のインバウンド観光と日常と考察ブログ
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SELLECT BEPPUとおみやげのストーリー作り

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別府商店街にて、見つけたポスター。うどん県、みたい。

この日は、別府市の観光ガイドの会長さんにお会いしたあと、SELLECT BEPPUというお店に行ってきました。別府にある、いいものをセレクトしているお店。BEPPU PROJECTの1つでもあります。

ダンボール系の商品が多かった。

大分は竹細工が有名らしい。

SELLECT BEPPUの二階。畳。

混浴温泉世界は、3年に1回ある、アートフェスティバルで、今まで2回開催されました。この本を読んで、初めてこのフェスティバルの存在を知ったのですが、なんというか、熱量が溢れでてるような話でした。日本人の底力というか。新潟や香川の芸術祭とは違う、もっと泥臭い感じの力強さ。2015年に開催されたときは、行こうと思います。

帰る時渡されたもの。1湯路。

 

日本のおみやげには、ストーリーが足りない。

SELECT BEPPUに置いてあるものや、雰囲気は良かったです。ただ、残念だったのは、大分のいいものを置いているだけ、になっていたこと。いくら「名産」や「地物」という言葉がつこうが、ただの肩書きでしかない。”値段が高い=価値のある商品”は確かにわかるけど、その分の、その商品の背景が見えなかったです。よく使う言葉でいうと、ストーリー性がなかった。

これは、多くのおみやげ屋にも共通することで、大分空港でもそうでした。大分空港のおみやげで、置いてある商品の2,3割程度が「カボス」のものだったんですよね。その陳列をみて、カボスは大分の名産、っていうのはなんとなくわかるけど、ただ並べられているだけで、なんでカボスが名産なのかがわからなかった。背景も一切見えない。カボスが美味しいとか、大量に採れるとか、色々理由があるんだろうけど、そういう部分よりも、もっと深い所で商品を見せていくべきだと思いました。

SELECT BEPPUにおいてあった竹細工も、伝統工芸である理由があるはずです。その竹細工が作られた背景や、込められた意図があるはずで、やっぱりそこを見せていくべきだと思います。

「竹細工は別府の伝統工芸」「カボスは大分の名産」、では、人は動かないし、与えられないし、残らない。

じゃあ、どうすればいいか。まずは、その商品1つ1つにストーリーを作ること。そして、そのストーリーを的確な表現で客に届けることだと思います。文章、写真、映像。いくらでも、やり方はあります。

そんなことを感じた、1日でした。

 


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